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テープ起こし・技を磨く!

テープ起こしというお仕事は、経験や知識によって差が出るお仕事ではありますが、
技を身につけることで、少しでもその辺を補うことができると思います。

とにかく入力スピードを上げる!

入力のスピードを上げるために、日々タイピングソフトなどで練習をされている方もいるでしょう。
それも必要な練習ではありますが、単語登録を駆使することで、圧倒的にスピードは上がります。

入力の際、自分が苦手とするキーをよく使うような単語、よく使われる言い回しなどは、まず登録です。

例)「〜なんですけれども」「ですから」「思います」などはインタビューなどでもよく使われます。

自分が覚えやすい法則を見つけることです。

入力スピードが上がれば、その分見直し校正作業の時間に余裕ができます。

入力しながら調べる?

話の内容が見えていた方が、確かに作業は進めやすいと思いますが、録音状態や話し方により
入力方法を変えることもポイントだと思います。

何度も何度も、聞こえない部分を聞き直しても、聞こえないものは聞こえない(?!)
それよりも前に進めてみることです。聞こえない部分のヒントはその前後にある場合が多いのも事実です。
また、話が進むことでその部分の話の内容がつかめることもあります。

録音状態があまりよくない場合や、聞き取りにくい話し方の場合、 また話が得意な分野でない場合、
まず聞こえている部分を正確に どんどん進めていくのも方法の1つです。
その場合、助詞を補うなど、最低限入力時にしてしまうことも重要です。後から確認のときに拾いきれないことも多いです。

これでいいのかな?と思ったところは、必ず調べて確定させなければいけませんが、入力段階では
◆など印を付けてそのまま進めてしまうこともあります。 ある程度進めてからまとめて
確認をした方が早い場合もありますが、印などを付けておくことで、
見直しをするときにうっかり確認し忘れることもなくなります。

 はっきり聞こえている部分は、入力中にインターネットを利用して調べ物をしながら確定できるものを
 つかみながら進めていくと、話の内容がより明確になり、聞き取りにくい部分もつかめていくことは多いはずです。

調べ物は何でする? コツは?

広辞苑など必要最小限の辞書を持っていることぐらいは、テープ起こしを仕事と考えているなら持っていて当然。(ですよね?)
インターネットという強い味方もありますが、インターネットには不確定な言葉、または誤字の情報もたくさん出回っていることを
念頭に確認、調べ物はしていきます。

例えば、検索をして1つしかヒットしない場合などは、何か違っている場合がよくあります。
数個所しかヒットしない場合は、別の言葉で検索をしてみる、ほかの検索サイトでも確認してみるなどフォローが必要です。
また、話の前後と組み合わせて関連付けながら調べることも重要です。

例)「一気通貫」などは 「一気通関」でもヒットします。どちらが正しいのかは、やはり確認が必要です。

カタカナ語などは、1文字聞き違えているだけで思った通りにヒットしないこともよくあります。
自分が聞き違いやすい言葉を頭に入れて検索する、英語から考えるなどで、ぐっと確定できる言葉は増えるはずです。

人物名などはひらがなでまず、検索してみるといいでしょう。

正確に聞こえている部分をヒントに、話の前後に照らし合わせて検索する語句を想像してみる。

校正作業のコツ

校正時は、「表記、仕様、統一、内容」とチェックすることは たくさんあります。
用字については、入力時に確認をしながら進めている方の方が、習得率は高いように思います。
これはすでに話の内容をかなり正確につかみながら入力作業ができるからだと思います。
一次入力の際、聞きづらい部分を飛ばしながら入力してしまうばかりだと、話の本筋を誤解したままに
校正作業に入ってしまうことになり、聞き間違いに気付かないケースも多くなるのではないでしょうか。

※よくある校正時の修正※

・入力ミス(誤字・同音異義語・全角半角混在) などは、入力時に使うソフトによって、 気付きにくい場合があります。
ワードなどを使用されている方は、数字の全角半角が混在していても 見落としてしまうようです。
入力時に全角・半角の区別をしながら 入力することで、解決できる問題です。

・話者表記

「※※ 」「A A 」など間に半角スペースが入ってしまったり 「AA 」など半角の表記が混在している場合があります。
これも単語登録などで、例えば「あ」を「AA 」として登録 してしまうことで、入力時は「あ」のみで「AA 」と表記され
誤ってスペースが入ってしまうことも防げるはずです。

・不確定語句 ◇カタカナ◇または◇漢字◇で不確定な部分は表記することになっていますが、
例えば「ソリューション」などの語句を確定できていない場合、◇スルーション◇◇スルーショー◇などと
聞こえたままを表記されている場合があります。何度も出てくる言葉で同じ語句ではないかと思われるものは
入力時に、これらを同じ語句にしておくことで最後に一括置換が可能です。

上に挙げた例だけでも、いっぺんにこれだけの作業を行うのはかなり大変です。
最後にまとめていろいろな作業をしなければならなくなると、かなりの部分で漏れが生じてしまいます。
入力時に補ってしまえる部分、校正時にしっかり確認をする部分を、自分のやりやすいように分けて行う。
 →校正作業の重要なポイントではないかと思います。

随時追加予定です。 ご質問・ご意見はこちらにお願いします。

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